カテゴリ:読書( 41 )
9月に読んだ小説一覧
さあ、読書の秋に突入です。

今月は、この6冊。


1. 行方不明者
       折原 一 著

埼玉県蓮田市で、ある朝、一家四人が忽然と姿を消した。炊きたてのごはんやみそ汁、おかずを食卓に載せたまま…。両親と娘、その祖母は、いったいどこへ消えたのか?女性ライター・五十嵐みどりは、関係者の取材をつうじて家族の闇を浮き彫りにしてゆく―。一方、戸田市内では謎の連続通り魔事件が発生していた。たまたま事件に遭遇した売れない推理作家の「僕」は、自作のモデルにするため容疑者の尾行を開始するのだが―。(Yahoo!抜粋)

折原さんの作品はじっくり読まないと、あとでわからなくなるモノが多いのですが、この作品はそうでもないです。ただ、全体的な芯に流れるものが一緒なので、多少マンネリ気味でもあります。 (3.3点/5)

2. あなたもこうしてダマされる
        ロバート・レヴィーン 著

テレビCM、セールス、詐欺商法、カルトの洗脳…体当たり調査であらゆる手口を解き明かし、ダマされないための基本原則をアドバイス。(Yahoo!抜粋)

新聞の広告を見て、図書館に予約したのですが、買わなくてよかった(笑)。期待したようなモノとは違いました。なんか心理学の教科書みたい。しかも、そんなこと言われなくてもワカッてるわい、という事ばかりでした。 (評価なし)

3. 氷の人形 アイスドール 
        森村 誠一 著

悪名高き産廃処理業者の用地買収計画を内偵していた環境大臣秘書・香山素行の前に、中学時代の憧れの教師・花岡綾子が現われる。彼女はその企業の契約社員になっていたが、綾子の魅力に溺れる香山は逢瀬を重ねるようになる。だが、折しも発生した計画凍結派の町長襲撃事件が二人の関係を揺り動かす。事態の深刻化に慄える香山をよそに、綾子の言動はさらに妖しさを増してゆくのだった。まるで香山が中学時代のクラスメートとともに封印した、忌まわしい過去を掘り起こすかのように…。(Yahoo!抜粋)

いやー、超久しぶりに読みましたよ、森村誠一。お話はおもしろいですが、話がなんとなく古くさいんですよ。と思ったら、森村さんって若そうなイメージですけど、もう70歳越えてるんですねー。感服します。 (3.4点/5)

4. 無痛
        久坂部 羊 著

見るだけですぐに症状がわかる二人の天才医師、「痛み」の感覚をまったく持たない男、別れた妻を執拗に追い回すストーカー、殺人容疑のまま施設を脱走した十四歳少女、そして刑事たちに立ちはだかる刑法39条―。神戸市内の閑静な住宅地で、これ以上ありえないほど凄惨な一家四人残虐殺害事件が起こった。凶器のハンマー他、Sサイズの帽子、LLサイズの靴痕跡など多くの遺留品があるにもかかわらず、捜査本部は具体的な犯人像を絞り込むことができなかった。そして八カ月後、精神障害児童施設に収容されている十四歳の少女が、あの事件の犯人は自分だと告白した、が…。(Yahoo!抜粋)

おもしろかった。話題の本だけありますねー。まあ、ありえない話なんですが、実際ありそうなところがツボです。全然関係ないですが、主人公が日ハムの森本がイメージされて離れません。久しぶりのお薦めです。 (4.2点/5)

5. 145gの孤独
        伊岡 瞬 著

プロ野球投手として活躍していた倉沢修介は、試合中の死球事故が原因で現役を引退した。その後、雑用専門の便利屋を始めた倉沢だが、その業務の一環として「付き添い屋」の仕事を立ち上げることになる。そんな倉沢のもとに、ひとりの人妻が訪れる。それは「今週の水曜、私の息子がサッカーの観戦をするので、それに付き添ってほしい」という依頼だった。不可思議な内容に首を傾げながらも、少年に付き添うことになる倉沢。その仕事が終わるや、またも彼女から「来週の水曜もお願いします」という電話が入る。不審に思った倉沢は…。情感豊かな筆致で綴りあげた、ハートウォーミング・ミステリ。第25回横溝正史ミステリ大賞受賞第一作。(Yahoo!抜粋)

んー、イマイチ。一ページだけすごいおもしろいトコあったんだけど(笑)。短編なんだか長編なんだかわからんしなー。次作に期待。 (3.1点/5)

6. 底なし沼
       新堂 冬樹 著

一匹狼の闇金王・蔵王のシノギは、サラ金業者から債権を買い、完済した借金をさらに払わせる「二重取り」。エグイ取立に追い込まれ、足掻くほど泥沼に沈んでゆく債務者たち。商売敵は絶望のどん底に突き落とし、背後の広域暴力団すら歯向かえば容赦なく踏み潰す。最後に笑うのは誰なのか。借金で借金を返す這い上がれない無間地獄。真の闇金をえぐる極悪金融小説。(Yahoo!抜粋)

エグイねー。新堂冬樹好きなんだけど、そろそろ飽きてきたのも事実。昔読んだ中に似たようなのあったかな?とか、一瞬デジャブー状態にも。 (3.4点/5)



10月はかなり読む予定です。
分割するかも。
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by inac515 | 2006-10-14 11:59 | 読書
8月に読んだ小説一覧
更新怠ってますたー、、、。

とりあえず6冊。

1. 殺人の門
       東野 圭吾 著

あいつを殺したい。奴のせいで、私の人生はいつも狂わされてきた。でも、私には殺すことができない。殺人者になるために、私には一体何が欠けているのだろうか…。心の闇に潜む殺人願望を克明に描く、衝撃の問題作! (Yahoo!抜粋)

好き嫌いが分かれると思いますが、僕は好きです、こーゆーの。お前、いい加減気づけよっていうツッコミをいれながら、イライラして読むには(?)最高です。 (4.1点/5)

2. ユグドラジルの覇者
       桂木 希 著

華僑の若き総帥"華龍"、娼街育ちにしてEU経済界の女帝、某巨大財閥をバックに持つ米最大IT企業トップ、そして流浪の一日本人と覆面トレーダーの二人組…。混沌のネット経済界を制するのは誰か―?くせ者たちが火花を散らす、タイムリミットの頭脳戦。第26回横溝正史ミステリ大賞大賞受賞作。 (Yahoo!抜粋)

まず、横溝正史の冠に対して、この小説でいいの?なんかホント現在(いまの)小説なんだね。これがおもしろいと思わないと現代人じゃないのかなあ?僕は横溝の小説が好きだから読んだだけなんだけど。 (3.0点/5)

3. 一応の推定
       広川 純 著

轢死した老人は事故死だったのか、それとも愛しい孫娘のために自殺したのか。ベテラン保険調査員・村越の執念の調査行が、二転三転の末にたどり着いた真実とは?第13回松本清張賞受賞作品。 (Yahoo!抜粋)

これは逆に松本清張の冠は正しいだろう。結末は甘いが、とても社会派な推理小説だ。 (3.7点/5)

4. 冬の砦
       香納 諒一 著

凍(い)てつく朝、横浜(よこはま)郊外の高校校庭で女子生徒が全裸死体となって発見された。元警官の桜木(さくらぎ)が真相を追うや、静かな学舎(まなびや)では、教師の学内不倫や生徒の売春を密告する怪文書、用地売却を巡る理事会の軋轢(あつれき)など、黒く濁った泡が浮上する……。 
死んだ佳奈(かな)は十年前、家庭内暴力からの避難施設(シェルター)で大量殺人に遭遇していた。惨劇が遺(のこ)した精神の傷と事件の関わりとは。義父への殺人容疑、脅迫、拉致(らち)暴力殺人と続発するトラブルは、誰が何を狙っているのか。そして遊園地廃墟で待ち受ける破局――。現代社会と人間の心とに潜む「刃(やいば)」を描き続ける著者、渾身のサスペンス。 (Yahoo!抜粋)

まず、学園モノが好きというだけで+評価(甘い)。でも内容は及第点。僕は途中で犯人(?)がわかって興味半減かな。惜しいよ。この廃墟の遊園地は子供の頃よく連れて行ってもらった。結婚して子供が生まれてからも一、二回いったなあ。ほのぼのとして良かったなあ。という感慨も込めて。 (3.6点/5)

5. 拒絶空港
       内田 幹樹 著

離陸時にタイヤがバーストしたパリ発成田のボーイング機は、胴体着陸の可能性とともに日本へ向かっていた。そこへパリから衝撃的な情報が入った。「ド・ゴール空港閉鎖、機内に放射性物質が運び込まれたらしい」胴体着陸に失敗して火を噴けば、「死の灰」を撒き散らすことになる。「地上は俺達を見殺しにするのか!もうどこにも降ろせない!」絶体絶命の状況に飛び出した究極の手段とは。 (Yahoo!抜粋)

おもろい!元パイロットの作家さんです。この緊迫感はホントいいですよ。でも、惜しいのは後半、話が薄くなったこと。これにテロの話をもっと肉付けすれば、もの凄くおもしろくなってたのにー!!パイロットの視点からだけの小説になってしまったのがもったいない。(伏線は十分あるのに) (3.9点/5)

6. 八月の路上に捨てる
       伊藤 たかみ 著

第135回芥川賞受賞作!暑い夏の一日。僕は30歳を目前に離婚しようとしていた。現代の若者を覆う社会のひずみに目を向けながら、その生態を軽やかに描く。 (Yahoo!抜粋)

あたらしもん好きなので、一応読んどきました(笑)。純文学は難しいです。どうやって評価したらいいのかわからないんですけど、これが現在(いま)なんでしょうね。 (3.5点/5)
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by inac515 | 2006-09-22 00:04 | 読書
7月に読んだ小説一覧
今年の夏はぜーん然夏っぽくないですね!

1. 月が100回沈めば
        式田 ティエン 著

コースケは"サンプル"のアルバイトをしている。調査会社に行って自分用の個室で遊び、アンケートに答える仕事だ。この仕事が会社にとってどう役立っているのかはよく分からないが、楽に稼げるおいしいアルバイトには違いない。サンプルのルールはただひとつ。サンプル同士は知り合ってはいけないし、話をしてはならない―。そんななか、ひょんに知り合ってしまったサンプルの佐藤アツシが突然姿を消した。チビのアツシが、いま連続で起こっている「中学生行方不明事件」に巻き込まれたのではないかと心配したコースケは、やはりサンプルで弓という探偵小説好きの美人女子高生とともにアツシの行方を追い始めた。果たしてアツシの行方は?サンプルのバイトに隠された秘密とは? (Yahoo!抜粋)

うん、おもしろかったよ、展開が。結末に向かうと今一歩。犯人像がちょっとねー。最近この手の感じ(あくまで感じ)が多いような気がします。 (3.6点/5)

2. 帝都衛星軌道
        島田 荘司 著

息子が誘拐された。犯人は身代金の受け渡し場所に山手線車内を指定してくる。事件の裏に潜む衝撃の真実!本格ミステリの最高峰がここにある。 (Yahoo!抜粋)

御大島田先生の最新作です。軽い。でもまあ、おもしろいほうかな。しかし、しかし前編と後編の間に挿入された話が、関係があるつもりだろうがおもしろくなーい。この手法がマイナス。もっとシンプルにすれば良かったのに。残念。 (3.4点/5)

3. ブラッドタイプ
        松岡 圭祐 著

内容(「BOOK」データベースより)
血液型性格ブームが加熱しすぎた近未来―とりわけB型人間に対する差別や偏見が広がっていく。ひとりの白血病患者の女性がつぶやいた。「骨髄移植をすれば血液型が変わり、B型になっちゃう。B型になるくらいなら、死んだほうがマシよ!」全世界で、日本にのみ広がる非科学的な迷信、血液型性格論。なぜ人は信じてしまうのか、なぜ当たっているように感じるのか。ないものをないと証明するのは極めて難しい。だが奇跡を起こさねば、彼女を救うことはできない―。

この人の作品まだ2作目です。しかも有名なシリーズも全然読んでません。すまん。シリーズの主人公総登場らしいんですけど、、、。でも、初めて読んだ「ミッキーマウスの憂鬱」が大好きだったので、期待して読みましたよ。ちょっとくどくど長いきらいもありますが、おもしろかったです。しかし、あまりB型をいじめないでくれ!みなさん、血液型占いなんて所詮迷信ですよ! (3.7点/5)

4. あの日、少女たちは赤ん坊を殺した
        ローラ・リップマン 著

灼熱の太陽の下、放置された赤ん坊に出会った二人の少女。乳母車はしだいに熱を帯びるが、家族の姿はどこにも見あたらない。少女たちは赤ん坊を保護しようとその場から連れ去るのだが…。七年後、施設から出所した少女たちの"あの日"の記憶は曖昧だった。ひとつだけ確かなのは赤ん坊を殺してしまったこと。少女たちはなぜ殺害に至ったのか?そして、二人の身辺で新たに頻発する幼児連れ去り事件の悲しき真相とは?全米読者・作家・評論家が選んだナンバーワン!アンソニー賞受賞。ミステリ専門誌によって与えられるバリー賞も受賞。 (Yahoo!抜粋)

これはもう、バリバリアメリカーン小説。こういうの好きだよねーアメリカ人は!でもニポーン人の僕はチョット駄目。何がって言われても困るんだけど、、、、。翻訳物の文章もだめなんだよねー、英文科のくせに(笑)。 (3.5点/5)
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by inac515 | 2006-08-01 23:02 | 読書
6月に読んだ小説一覧
先月は結構いけたなあ。

1. 生誕祭
      馳 星周 著

バブル絶頂期の東京。元ディスコの黒服だった堤彰洋は、薄汚い地上げ仕事に従事していた。大金を動かす快感に酔いしれる彰洋は、次第に金に麻痺し、深みにはまってゆく…。80年代の青春の暴走と破滅を描いた、馳星周の新たな地平。(Yahoo!抜粋)

こういう時代もホントにあったんですね。今思うとおかしな話ですが。おなじみの馳ワールドです。好きな人は好きでしょう。 (3.8点/5)

2. トーキョー・バビロン
      馳 星周 著

進化する馳ノアール---新たなステージへ。ブラック・マネーを掻っ攫え!!若くして<人生の敗者>となった三人が仕掛ける起死回生の大勝負。(Yahoo!抜粋)

連続馳さんです。おもしろいですが、そろそろ食傷気味です。 (3.8点/5)

3. 25時のイヴたち
      明野 照葉 著

誰にもさらせない弱味を抱えて、隠しサイトで出逢ったふたり。現実から"はぐれていた"女同士が、見知らぬままに本音をぶつけあう。不感症、味覚障害、ストレスの果て、虚勢を張り続けることに倦み疲れ、共振しあった女たちがいきつく黒い罠。悪意に染まる歓び。インターネット社会の闇をえぐる驚愕の書き下ろしサスペンス長編。(Yahoo!抜粋)

なかなか読ませるサスペンスですが、終盤がイマイチです。惜しい。近いうちにテレビの2時間ドラマとかでやってそうですね。 (3.2点/5)

4. 押入れのちよ
      荻原 浩 著

怖いのに、切ない。笑えるけど、哀しい。心を震わせる荻原印の傑作短編集。(Yahoo!抜粋)

表題作を含む短編集です。荻原さん初の短編集でしょうか?この人がこんなに短編が書ける作家さんだとは思いませんでした。どれも一級品の短編です。僕は元々、星新一や阿刀田高の短編大好きでしたので、こういう本がもっと出て欲しいなあ。 (4.2点/5)

5. 刑事の墓場
      首藤 瓜於 著

署長の右腕として活躍したエリート刑事・雨森の転任先は、開署以来、一度も捜査本部が置かれたことのない小さな動坂署。そこは不祥事を起こした者や無能な警官を飼い殺すための"刑事の墓場"と恐れられていた。不貞腐れて過ごす雨森の、動坂署での初仕事は、痴話喧嘩が原因の些細な傷害事件。だが、やがて県警全体を巻き込む大事件へと発展し、いよいよ拗ね者たちが立ち上がる。江戸川乱歩賞受賞の異能が描く、待望の書下ろし長編小説。(Yahoo!抜粋)

うーん、うーん。暗いなあ。最後もなんか納得いかないんだよねー。でも途中は楽しく読んでたんだけど。なんでだろう?そうか!この警察の現実感の無さだな、きっと。 (3.3点/5)

6. 踊る天使
      永瀬 隼介 著

 新宿歌舞伎町で雑居ビルが炎上。恋人を喪い真相を追う男の前に、バブル崩壊とともに封印されたはずの事件が浮かび上がる…。現代の暗部を抉る渾身の書き下ろし長篇。(Yahoo!抜粋)

それぞれの場面はおもしろいんだけど、繋がった話としてイマイチに思えてしまう。スープはいいのに麺とあっていないラーメンのようだ。 (3.3点/5)

7. 骸の爪
      道尾 秀介 著

20年前から瑞祥房に脈々と息づく死者の怨念に真備が挑む、シリーズ第2弾。;「オン……リ……マリ……」取材のため、滋賀県の仏所・瑞祥房を訪れたホラー作家の道尾は、深夜の工房で不気味な囁き声を聞く。仏師たちにその話をすると、全員黙り込み、彼は瑞祥房からの退去を求められた。東京に戻った彼は、血の涙を流す仏の写真を手に霊現象探求所の友人・真備の元を訪れた。それから巻き起こる仏師の連続失踪事件の真相は? 第5回ホラーサスペンス大賞・特別賞受賞作家、渾身の書き下ろし。(Yahoo!抜粋)

なかなかよくできたホラーサスペンスです。でも、どーしても、京極さんとオーバーラップしてしまう。そうするとなんか軽くみえてしまう。もったいないなあ。比べる方が悪いんですけどね。あと、犯人が分かりやすいのも欠点。 (3.6点/5)

8. 夢はトリノをかけめぐる
      東野 圭吾 著

日本人にとって、冬季五輪とは何か?新直木賞作家が、現地取材を通して描く、楽しい冬季五輪の見方。(Yahoo!抜粋)

僕も冬季五輪好きです。いいレポート記事です。でも小説ではないですね。間違えました。(選評なし)
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by inac515 | 2006-07-23 15:01 | 読書
5月に読んだ小説一覧
遅れました、はい。
先月はこの7冊!
ベストテン候補がでました。

1. 象の背中 
      秋元 康 著

 末期癌であと半年の命と宣告された中年男。彼をとりまく、妻、子供、愛人との死までの切ない物語です。
 確かに泣かせる小説です。ぐっとくるところもある。でもできすぎ(笑)。こんな風にいかないなあ、普通。女性は怒るんじゃないか? (4.0点/5)

2. ぼくのメジャースプーン
      辻村 深月 著

 「ぼく」の小学校で飼っていたうさぎが、何者かに殺された。そのことによって親友の「ふみちゃん」は心を閉ざし、学校に来なくなる。「ぼく」は自分のある「能力」を使い、同じ力を持つ「先生」とともに、犯人に罰を与えようとする。
 残念ながら受け付けませんでした。こういう「能力」がわかりずらい。そして「ぼく」がとても10歳には思えない。間延び感あり。女の子が読むにはいいかも。 (3.0点/5)

3. 砂漠
      伊坂 幸太郎 著

 青春大学生活小説。いいなあ。すべてのキャラがたってる。ストーリーはちょっと陳腐なところもあるが、それを補って余りあるパワーがある。何はともあれ読んでみて欲しい。 (4.4点/5)

4. ママの狙撃銃
      荻原 浩 著

 ママはふたりの子とサラリーマンの夫をもつ主婦。何事もなく幸せに暮らしていましたが、実はママには大変な過去と副業があった、、、、。
 結構ありえないシチュエーションながら、妙に納得してしまうのは何故?荻原節全開! (4.0点/5)

5. 毒蟲VS溝鼠
      新堂 冬樹 著

 究極のサディスティックバトル!もーどっちが勝っても負けてもいい。ここまでくるとチョット興ざめ感あり。女性は読まない方がいい? (3.3点/5)

6. ゆりかごで眠れ
      垣根 涼介 著

 ちょっとワンパターン化してきましたか?でも一気に読ませる筆力はおとろえていません。最近の中ではいいかも。
 あと移民政策(先日も実際判決がありましたが)を描いた服襲劇「ワイルドソウル」も彷彿させますが、実際「ワイルド~」の方が絶対的にお薦めです。 (3.8点/5)

7. 青猫家族輾転録
      伊井 直行 著

 中年の「僕」の社会人としての転変と、一人娘の不良化。「家族」をなんとかしようとする主人公の奮闘を、ユーモラスに語る大人の小説。
 期待して読んだ割に、、、、というのが正直な感想。でも、どこにでもあるような話だけれど、心に残る何かがある。 (3.2点/5)


6月も結構読めそうです。

 
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by inac515 | 2006-06-17 17:20 | 読書
4月に読んだ小説一覧
すごーい遅れですねえ。
すんまそん。

1. ガール
      奥田 英朗 著

 30代OLたちが主役の爽快なオフィス小説。
 5作の短編ですが、それぞれの主人公たちは輝いています。
 しかし奥田さん、ここまで女性を描けるとは驚きです。 (3.9点/5)

2. あなた 上・下
      乃南 アサ 著

 2003年に出版された著作の文庫版です。
 いや、ホラーミステリーですが嫌いじゃないです、こういう感じ。
 ちょっとくどいところはありますが、ストーリーもしっかりしてるし、ある程度怖いし。
 どんどん引き込まれていきました。残念なのは早い段階から犯人がわかる事(それはあえてわからせているのかもしれませんが)。
 この作品は逆に、女性だから書けたんだろうなあ。 (4.1点/5)

3. 黒い太陽
      新堂 冬樹 著

 いいねえ、キャバクラの世界。
 新堂冬樹はエグすぎるとチョットひくけど、これぐらいがいい塩梅だよね。
 女性は読んでもあまりおもしろくないかも、、。 (4.0点/5)

4. 聖ジェームス病院
      久間 十義 著

 病院モノですが。可もなく不可もなく(笑)。
 どうしても方向性が同じになってしまうんですよねー。
 でも、主人公はよかったです。 (3.6点/5)

5. 制服捜査
      佐々木 譲 著

 軽い警察モノです。
 でも地方の警察の閉鎖性をよく描いています。
 短編仕立てで読みやすいのもイイ。 (3.9点/5)

6. ストロベリーナイト
      誉田 哲也 著

 エグイ。でもおもろい。
 「たぶんありえないんだけど、今の世の中ならありえそうかも。」という感じがスゴく読みとれる小説です。
 真のフィクションとはこういう作品を指すのかも。 (4.2点/5)


と言うわけで、もうすぐ5月の発表だ、、、、。
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by inac515 | 2006-05-25 23:03 | 読書
3月に読んだ小説一覧
今年にはいって読書量がやや落ちています。
今月はこの4冊。

1. 魔女の笑窪
       大沢 在昌 著

 「地獄島」から逃げ出した女主人公が、東京の裏社会を舞台に暗躍する。
 ちょっとホラーじみたところもあるが、おもしろい作品だ。女性を主人公にしたハードボイルドだけあって、大沢在昌が苦手な女性も受け入れられる作品となった。 (4.0点/5)

2. キタイ
       吉来 駿作 著

 死者を蘇らせるホラーサスペンス。青春時代から現在まで、次々に死んでゆく同級生たち。本当に仲間の一人は生き返ったのか?
 デビュー作とは思えぬ筆力。ところどころ何かで見たり、読んだ記憶があるものの、最後まで一気に読ませる。 (3.9点/5)

3. 砂漠の薔薇
       新堂 冬樹 著

 ハイソな奥様たちとの「お受験」にハマってゆく主人公のぶ子。本当に彼女は競争相手の子供を殺したのか?何気ない日常も、一歩間違えばこうなってしまうのか?
 実話でもありましたね、文京区の音羽で。やはり「お受験」とは貧富の差(今ハヤリだが)があらわれるのだろうか、、、。 (3.5点/5)

4. 陰日向に咲く
       劇団ひとり 著

 評判の本ですね。短編集ですが何気にそれぞれリンクしています。なんとなくおかしく、哀しく、落ち込んだと思えばほのぼのとする。不思議な小説です。文才があるのかどうかは素人目にはわかりません。ただ、最後までおもしろく読めたのは事実です。 (3.6点/5)
 
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by inac515 | 2006-04-09 16:53 | 読書
2月に読んだ小説一覧
もう3月も半ばを過ぎていたー!
というわけで(?)、最近読書量が減ってますー。なんとかせねば。

1. バスジャック
       三崎 亜記 著

「となり町戦争」で華々しくデビュー後の2作目です。これは短編集ですが、僕的には前作をさらに下回る評価です。特に表題の「バスジャック」はつまらなかった。でも最後の作品は、なかなかよい作品でした。そちらをメインにすれば良かったのに。その作品だけなら4.0点(笑)。でも、次作も読むと思います(これが不思議なんだけど)。 (3.1点/5)

2. 摩天楼の怪人
       島田 荘司 著

私のミステリー界の師匠です(笑)。デビュー作「占星術殺人事件」に衝撃を受け、はやウン十年、氏の作品はすべて読んでおります。最近は昔ほどの冴えがないと言われておりますが、この最新作、久しぶりの”島田ワールド”です!こういうダイナミックでスケールのでかい荒唐無稽な作品は大好きです。御手洗さんもいいです。内容は以下URLへ。 (4.2点/5)

http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31613616
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by inac515 | 2006-03-18 09:59 | 読書
1月に読んだ小説一覧
インフルエンザのため自宅療養中です。

今月はこの3作。

1. となり町戦争
       三崎 亜紀 著

 話題の本をやっと読みました。買う気がなかったので、図書館の順番待ちしてたらこんな時期に、、、。
 多少期待はしていたのですが、うーん、思ったほどではないですね。とりあえず買わないでよかったかな。
 戦争のリアルさが(これを戦争というなら)、僕には伝わりませんでした。これは主人公が若い一人暮らしであり、他の登場人物もその設定から大きくははずれなかったせいでしょうか?いくら小説とはいえ、戦争というモノを軽く扱っているような気がするのですが。やはり若い作者の限界なんでしょうか。ただ、今までにない感じの小説かと言えば、そうなんでしょうね。 (2.9点/5)

2. たびを 
       花村 萬月 著

 いいね、やっぱり萬月は。
 しかし読むのに覚悟は必要だ。ハードカバー、上下段、1000ページときた!通勤電車で立っては読めません(笑)。
 この小説も主人公は若い。しかしその描写はまるで薄っぺらくない。日本一周バイク旅における数々の出会いと別れ。その、どの場面も心に残る。そして主人公の少しずつの成長。1000Pはアッと言うまだ。しかしチョット女にモテすぎではないか?
 でも女性は読まないんだろーナー。読んでもきっと評価は高くないかも。 (4.4点/5)

3. グッドバイ 叔父殺人事件
       折原 一 著

 集団自殺というテーマは良かったのだが、、、。折原さんは好きな作家さんではあるのですが、最近はちょっと読むのがツラクなってきました。自慢の最後のどんでん返しも今回は不発。違った分野での新境地を期待します。  (3.0点/5)
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by inac515 | 2006-01-30 14:27 | 読書
12月に読んだ小説一覧
すごい遅れましたー。

1. 凍りのくじら
       辻村 深月 著

得意の高校モノですねー。今までの3作の中で一番いいですねー。この人はチョット不思議系のミステリー(?)が書きたいと思うのですが、今回は成功していると思います。
長さも丁度いい。やっぱ前の2作のように長いとダメですね。(関係ないけど公開中の「キングコング」も長いために評価半減です。)
これは女性にウケるだろうナー。男性が好きな(でも女性は嫌いな)ハードボイルドの対極にある小説だと思います。
ただ「どらえもん」は微妙だナー。  (4.0点/5)

2. 円満退社
       江上 剛 著

ちょっと予想を裏切った作品です。読む前は退社した後の物語と思っていたのですが、実際は銀行支店長の退社当日のドタバタ悲喜劇でした。
この手のギャグ系経済小説のお約束通り、スイスイ読めるエンターテイメントでした。  (3.5点/5)

3. ララピポ
       奥田 英朗 著

この人はある意味天才だなあ。この作品は短編であり、決して優れているとは思えない。でも、最後までサラッと読ませてしまう。感動や、余韻は残らないんだけど、読ませてしまう。不思議だ。  (3.4点/5)

4. 向日葵の咲かない夏
       道尾 秀介 著

デビュー2作目。前回より断然いい。2作目が勝負だと前回の感想に書いたけど、見事に期待にこたえてくれました。自分の小説の道が決まった感じですね。次がまた期待しています。 (3.9点/5)

5. 結婚なんてしたくない
       黒田 研二 著

初くろけんです。
この小説が最初なのは幸?不幸?
でも、おもしろかったよ。一気に読めた。  (3.5点/5)

6. カーの復讐
       二階堂 黎人 著

あー、漢字に全部ふりがながー。懐かしいナー、小学生の時江戸川乱歩シリーズ読んだナー。でも今はもうイイや。  (3.1点/5)

7. マンガ中国入門
       ジョージ秋山・黄 文雄 著

うん、わかってた事だけどね。中国とアメリカという大国は基本的に国の声明の7,80%は大嘘だからね。それがわかっていない日本人も7,80%いるのかなあ? でも作品中に出てきた「デロリンマン」が異様に懐かしかったゾー!!  (3.2点/5)      
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by inac515 | 2006-01-20 23:13 | 読書