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7月に読んだ小説一覧
1. ルパンの消息
      横山 秀夫 著

2. 六月六日生まれの天使
      愛川 晶 著

3. 公明党・創価学会と日本
      平野 貞夫 著

4. シリウスの道
      藤原 伊織 著

5. うなぎ鬼
      高田 侑 著

うん、なかなかの一ヶ月でした。

1は横山秀夫の幻のデビュー作。ミステリー賞で大賞にはなれなかった作品が、著者が著名になり、今発表となりました。さすがに作品が若い感じがしますが、なかなか楽しめました。作中主人公が同年代ということもあり、なぜか懐かしい感情も。 (3.7点/5)

2は評価が難しいナー。一応騙されはしました。でも「あっ、騙されたんだ!」っていう一種の感動が無いんだよねー。うーん、悩むナー。おもしろくなかったかというと、そんな事はないし、、。コレばっかりは読み手の問題かも。でもベストの折原一に比べればちょっと劣るかな。 (3.3点/5)

3は新聞広告を見て何となく読んでしまいました。同時に2巻発売でしたが、もう一冊はこれから読みます。創価学会の人がいたらごめんなさい。やっぱりどう考えても公明党は政教分離にのっとっていません。まあ所詮公明党が政権を取ることはないですが、やっぱり気にくわない。選挙のたびに忘れかけていた知人から何故か電話が沢山かかってくるのはもう慣れましたが(笑)。
しかし「第三文明」などメディアへの浸食度は最近顕著ですね。 (3.5点/5)

4は「テロリストのパラソル」を彷彿させる良作です。実際あのホットドッグを食わせるバーも健在です。一言で言うなら「惜しい!」。終盤が焦りすぎです。もう百ページ増えてもいいから後半を肉厚にして欲しかった。前半とのバランスが悪いんですよ。なんか長編の連作漫画が、最後あっけなく最終話を迎えたのと同じ感じがするのです。これは著者の病気と何か関係があるのかと思ってもしまうのです。違うとは思いますが。 (3.7点/5)

5はドロドロ!個人的にはホラーや、ドロドロ系は苦手ではありません。おもしろく読めました。でも嫌いな人は徹底的に嫌いでしょうね。怖いもの見たさで読んでみて下さい。一応奨めます。まちがっても山田○○氏のような底の浅い恐怖とは違います。個人的には最後の最後はいらなかったかなと思います。 (3.5点/5)
by inac515 | 2005-08-02 23:45 | 読書