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8月に読んだ小説一覧
今月はイベント続きで、なかなか読めませんでした。
1 乱調 藤田 宣永 著 2 公明党・創価学会の真実 平野 貞夫 著 3 波に座る男たち 梶尾 真治 著 4 モーダルな事象 ~桑潟幸一助教授のスタイリッシュな生活~ 奥泉 光 著 1は、人気ミュージシャンだった息子・鷹也が自宅で首をつった。パリで働く私は、日本出張に合わせて休暇を取り、その死の原因を探ることにした。かつて鷹也が住んでいたマンションには、深雪という名の女子高生が住んでいた。「今もタカは、私の心の中で生きている」と言う彼女は、熱烈なファンなのだろうか。調査を進めるうちに、私は次第に深雪にひかれていった。が、彼女は、息子の恋人だったのかもしれない。ある日、深雪にかけた携帯電話の後ろから聞こえた音。その音に、驚愕の事実が隠されていた!!恋愛小説作家・藤田宜永が、自らの原点であるミステリーと、恋愛小説を新たに融合させた問題作。(抜粋 Yahoo! JAPAN) これはなかなかおもしろかったですね。 推理小説と言うよりも、やはり恋愛小説として読んだほうがいいかな。(3.5点/5) 2は、内側から見た45年の全裏面史!! 「自公連立」を作った暴力団「密会ビデオ」とは!? 衆議院事務局で33年間、参議院議員として12年間、私は永田町という特殊な場所で生きてきた。そのほとんどは、政治の裏方として、与野党の政治家から相談を受けることであった。その中で私は膨大なメモを残してきた。また、この目で見、この耳で聞いた政治の真実を日記に書いてきた。その大部分は「公明党・創価学会」との関係だ。―<「まえがき」より> (抜粋 Yahoo! JAPAN) 前回読んだ姉妹本です。 ただいま総選挙一色の日本ですが、公明党の変遷がよくわかります。 まちがいなく言えることは、自民党と連立して色気の出た公明党は、もはや初心を忘れたただの情けない政党に成り下がったという事実です。(3.2点/5) 3は、食い詰めたヤクザの一家がクジラ捕りに!『黄泉がえり』の梶尾真治の新境地。 これはもう、ハチャメチャエンターテイメント。なーんにも考えずにひたすら読めばおもしろいよ。少々考えさせられる所もあるしね。この手の本を若い人にサラッと読んで欲しいな。(3.6点/5) 4は、大阪のしがない短大で日本近代文学を講じる桑潟幸一助教授(通称・桑幸)のもとに、とある童話作家の遺稿がもちこまれた。桑幸がこれを発表するや意想外の反響を得るのだが、喜びも束の間、遺稿は盗まれ、編集者は首なし死体で発見されて…絢爛たる謎、探究の恍惚、日本近代文学の輝ける未来。(抜粋 Yahoo!JAPAN) この作品は読者を選ぶな。おもしろい人にはおもしろい。つまらない人は絶対受け付けない。とにかくいろんな話が、リンク、リンク。僕はというと楽しめました、はい。本格ミステリーマスターズ作品は評価が難しいです。(3.7点/5)
by inac515
| 2005-09-10 00:21
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