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5月に読んだ小説一覧
遅れました、はい。
先月はこの7冊!
ベストテン候補がでました。

1. 象の背中 
      秋元 康 著

 末期癌であと半年の命と宣告された中年男。彼をとりまく、妻、子供、愛人との死までの切ない物語です。
 確かに泣かせる小説です。ぐっとくるところもある。でもできすぎ(笑)。こんな風にいかないなあ、普通。女性は怒るんじゃないか? (4.0点/5)

2. ぼくのメジャースプーン
      辻村 深月 著

 「ぼく」の小学校で飼っていたうさぎが、何者かに殺された。そのことによって親友の「ふみちゃん」は心を閉ざし、学校に来なくなる。「ぼく」は自分のある「能力」を使い、同じ力を持つ「先生」とともに、犯人に罰を与えようとする。
 残念ながら受け付けませんでした。こういう「能力」がわかりずらい。そして「ぼく」がとても10歳には思えない。間延び感あり。女の子が読むにはいいかも。 (3.0点/5)

3. 砂漠
      伊坂 幸太郎 著

 青春大学生活小説。いいなあ。すべてのキャラがたってる。ストーリーはちょっと陳腐なところもあるが、それを補って余りあるパワーがある。何はともあれ読んでみて欲しい。 (4.4点/5)

4. ママの狙撃銃
      荻原 浩 著

 ママはふたりの子とサラリーマンの夫をもつ主婦。何事もなく幸せに暮らしていましたが、実はママには大変な過去と副業があった、、、、。
 結構ありえないシチュエーションながら、妙に納得してしまうのは何故?荻原節全開! (4.0点/5)

5. 毒蟲VS溝鼠
      新堂 冬樹 著

 究極のサディスティックバトル!もーどっちが勝っても負けてもいい。ここまでくるとチョット興ざめ感あり。女性は読まない方がいい? (3.3点/5)

6. ゆりかごで眠れ
      垣根 涼介 著

 ちょっとワンパターン化してきましたか?でも一気に読ませる筆力はおとろえていません。最近の中ではいいかも。
 あと移民政策(先日も実際判決がありましたが)を描いた服襲劇「ワイルドソウル」も彷彿させますが、実際「ワイルド~」の方が絶対的にお薦めです。 (3.8点/5)

7. 青猫家族輾転録
      伊井 直行 著

 中年の「僕」の社会人としての転変と、一人娘の不良化。「家族」をなんとかしようとする主人公の奮闘を、ユーモラスに語る大人の小説。
 期待して読んだ割に、、、、というのが正直な感想。でも、どこにでもあるような話だけれど、心に残る何かがある。 (3.2点/5)


6月も結構読めそうです。

 
by inac515 | 2006-06-17 17:20 | 読書